世界三大コーヒーと特長
世界の広い地域で生産されているコーヒー豆ですが、コーヒーの世界にも「世界三大コーヒー」と呼ばれている 貴重で愛されている コーヒーはご存じですか? 一般的なコーヒー豆に比べて、世界的な流通量が 少なく、 とても貴重な取り扱いがされています。
現在の世界三大コーヒーは、「 ハワイ産コナ 、タンザニア産キリマンジャロ、ジャマイカ産ブルーマウンテン」の3つです。
美味しいコーヒーは豊富にあるんですが、世界を代表とするコーヒーともなれば、抑えておきたいですよね。 そこで今回は、世界を代表する「 コナ 、キリマンジャロ、ブルーマウンテン」についてご紹介します。
コナの特長
苦みや雑味が少なく、 柔らかな酸味と深いコク、 果実のような甘い香りで爽やかな味わい。
コナコーヒーは、アメリカ合衆国ハワイ州・ハワイ島南西部にあるコナ地区でのみ栽培され、100年以上の伝統をもつコーヒーです。 生産量は、世界のコーヒー生産量の1%以下しかなく、数あるコーヒーの中でもかなり希少な部類です。
ホワイトハウスの公式晩餐会ではコナコーヒーが必ず出されるほど、世界最高のコーヒーと称されています。コナコーヒーは、クセがなく苦味や酸味もさほど強くはなく、淹れたてのコーヒーの香りをかいでみると、熟れたフルーツのような甘い香りを味わうことができます。
「ブラックコーヒーが苦手」「コーヒーの苦みや酸味が苦手」という方にも、ぜひおすすめしたいコーヒーです。
キリマンジャロの特長
キレの良い強い酸味と深いコクでスッキリとした味わい、 甘く華やかな優雅な香り。
キリマンジャロコーヒーは、世界遺産にも登録されているタンザニアにあるアフリカ大陸最高峰の山・キリマンジャロのふもとで多く栽培されているコーヒー。
キリマンジャロのコーヒー豆は大粒なものが多く、強い酸味と豊かな香りを持っています。柑橘類のようなキレの良い爽やかな酸味と深いコクでスッキリとした味わい、優雅な香りが特長的。キリマンジャロコーヒーは豆の状態でも花や柑橘類のような優雅な香りを楽しむことができます。
ブルーマウンテンの特長
深いコクとマイルドな口当たり、 調和のとれた苦みと酸味で飲みごたえのある味わい、上品な香り。
ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800から1,200mの限られた地域で栽培されるコーヒー。
ブルーマウンテンは、マイルドな口当たりとなめらかなのど越し、上品な香りと甘味が特長。コーヒー特有の苦味があるものの、すっきりとしていて飲みやすく、まろやかな酸味とも調和がとれています。時にキャラメルやナッツに例えられる香ばしい香りと、余韻のある深いコクと甘味が上品な味わいです。