コーヒーの豆知識,  コナコーヒー

コーヒーの日

コーヒーの記念日

コーヒーの記念日があることをご存知でしょうか?

実は、10月1日が「国際コーヒーの日」というコーヒーの記念日!10月1日は、『International Coffee Day』『国際コーヒーの日』という、国際コーヒー機関(International Coffee OrganizationまたはICO)が制定した正式な記念日です。

国際コーヒーの日の由来

国際コーヒー機関は、2014年に行われたイタリアのイベントにおいて、2015年から毎年10月1日を『国際コーヒーの日(International Coffee Day)』に制定すると発表しました。そのため、10月1日は世界共通で「コーヒーの日」として制定されています。

国際コーヒーの日が制定されるおよそ30年前、1983年に全日本コーヒー協会は「コーヒーの日」を制定。日本では1983年、全日本コーヒー協会がコーヒーの普及と魅力の発信を目的に、10月1日を「コーヒーの日」と定めました。実は、日本は2014年よりもずっと早くから10月1日を「コーヒーの日」としてきました。国際コーヒー機関が『International Coffee Day(国際コーヒーの日)』を制定した2015年当時、それまでにも各国では独自のコーヒー記念日を決めていました。各国それぞれに設けられていたコーヒー記念日のなかでは、9月29日が一番多かったのですが、『国際コーヒーの日』と世界共通の日付に決定されたのは、なんと日本と同じ10月1日です!10月1日が『国際コーヒーの日』と制定されたのは、全日本コーヒー協会がコーヒーの日を制定してから30年以上も後のことになります。当時の日本は国際コーヒー機関に加盟していなかったために発言権がなかったそうですから、10月1日という同じ日に制定されたことは、日本のコーヒー業界に関係する人たちにとっても大変驚きと喜びだったようです!(その後の2015年に国際コーヒー機関に復帰)

なぜ10月1日?

10月1日をコーヒーの日と制定された背景には、コーヒー豆の収穫時期が影響しているといわれています。これは、世界最大のコーヒー生産国であるブラジルの栽培時期をもとに決められたもので、毎年9月末までにほとんどのコーヒー豆が収穫・出荷を終えるのです。

10月1日は、ブラジルでコーヒー収穫の新しいサイクルがスタートする年度始めの日となるのです。このことから、コーヒの年度は9月末日で終わり、10月1日がスタートとなります。10月1日は、ブラジルでも世界でもコーヒーにとってお正月のような日であるといえるでしょう。コーヒーにとってのお正月を、みんなでお祝いしよう!10月1日はそんな節目の1日なんです。

世界各国に先がけて、日本が「コーヒーの日」を10月1日に設定した理由のひとつに、コーヒー需要の高まりがあります。コーヒーは、年間を通じてたくさんの人に親しまれている飲み物ですが、暑い夏が過ぎ、過ごしやすい気候の地域が増える日本の10月、秋から冬の季節にホットコーヒーの消費量が増え始める時期でもあります。古くから衣替えの日とされていた10月1日を「コーヒーの日」とすることで、夏から冬への季節の変わり目も実感できる、ひとつの節目とも感じれる記念日です。

国際コーヒー機関によると、国際コーヒーの日はコーヒーとコーヒーに携わる人達をお祝いする日とのこと。コーヒーに関するイベントは、国内外を問わずさまざまな地域や時期に開催されています。コーヒーにとってのお正月をお祝いする、なんて粋な記念日なんでしょう♪

コーヒーの日を意識してみると、10月1日はいつもよりコーヒーが楽しめるかもしれませんね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です